図書カード:No.2688
作品名: | 黒猫 |
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作品名読み: | くろねこ |
著者名: | 島木 健作 |
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作品データ
分類: | NDC 913 |
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作品について: | 敗戦が近い頃、病床にあった作者は、窓の向こうに一匹の黒猫を見つけた。捨て猫に見られる卑屈さが微塵もなく、その堂々たる姿に作者は心惹かれた。島木健作最晩年の作。没後「赤蛙」とともに川端康成らの尽力によって発表された。(小林繁雄) |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: |
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作家データ
分類: | 著者 |
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作家名: | 島木 健作 |
作家名読み: | しまき けんさく |
ローマ字表記: | Shimaki, Kensaku |
生年: | 1903-09-07 |
没年: | 1945-08-17 |
人物について: | 1903(明治36)年9月7日、北海道札幌市生まれ。本名朝倉菊雄。幼くして父と死別し、北海中学を卒業後、上京したが関東大震災により負傷して帰郷。北海道大学図書館、農学部に勤務した後、東北大学法学部選科に入学した。東北学連に加盟し、学業を捨て、香川県の農民組合で農民運動に参加したが、1928(昭和3)年の3.15事件で検挙、起訴され、肺結核もあって転向声明をした。1932(昭和7)年仮釈放後、東京・本郷で本屋を営む兄を頼った。農民運動などプロレタリア文学、転向問題などを扱ったものが多い。代表作には、処女作である『癩』(昭和9)、『再建』(昭和10)、評判の高かった『生活の探求』(昭和12)、死後に発表され、作者自身の人生を諦観したような『赤蛙』(昭和21)のほか、島木健作全集(創元社、国書刊行会)などがある。(林田清明) 「島木健作」 |
底本データ
底本の親本: | 島木健作全集 第11巻 |
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出版社: | 国書刊行会 |
初版発行日: | 1977(昭和52)年 |
底本: | 昭和文学全集 第32巻 |
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出版社: | 小学館 |
初版発行日: | 1989(平成元)年8月1日 |
工作員データ
入力者: | 林幸雄 |
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校正者: | 小林繁雄 |
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