図書カード:No.1260
作品名: | 幽霊妻 |
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作品名読み: | ゆうれいづま |
著者名: | 大阪 圭吉 |
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作品データ
分類: | NDC 913 |
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作品について: | 真面目一方の専門学校校長には、一回り違いの美しい、貞淑な妻があった。怪奇なる事件は、不義の疑いをかけられ、離縁された妻の自殺からはじまる。使用人たちと共にたずねた、亡き妻の墓所、谷中墓地での不審事。やがて校長は、自らの書斎で頭蓋骨を砕かれ、頸の骨をへし折られて死に至る。窓を護る太い鉄棒を、人間離れした力で押し曲げて侵入した何ものかは、数本の長い女の髪の毛と、内側が極端に減ったとおぼしき、下駄の跡だけを残していた。命をなげうって身の潔白を証そうとした、妻の怨念のもたらしたものは…。(大野晋) |
文字遣い種別: | 新字新仮名 |
備考: |
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作家データ
分類: | 著者 |
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作家名: | 大阪 圭吉 |
作家名読み: | おおさか けいきち |
ローマ字表記: | Osaka, Keikichi |
生年: | 1912-03-20 |
没年: | 1945-07-02 |
人物について: | 1912.3.20~1945.7.2。昭和初期に活躍した、探偵小説家。理詰めの謎解きに焦点を絞った、骨太の短篇を残した。本名は鈴木福太郎。愛知県新城市の旧家に生まれ、日本大学商業学校を卒業。1932(昭和7)年、作家、甲賀三郎の推薦を得て、雑誌「新青年」に『デパートの絞刑吏』を発表し、小説家としてデビューする。新城で役場勤めを続けながら、『死の快走船(『白鮫号の殺人事件』を改変改題)』『気狂い機関車』『とむらい機関車』等を発表。後には、ユーモア小説、スパイ小説、捕物帳へと方向を転じた。1942(昭和17)年、上京して日本文学報国会に勤務しながら、作家活動の本格化を目指すが、翌年応召。1945(昭和20)年、フィリピン、ルソン島にて戦病死。享年33歳。ペンネームは、大阪圭吉の他、大坂圭吉とも書く。 「大阪圭吉」 |
底本データ
底本の親本: | 怪奇探偵小説集 |
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出版社: | 双葉社 |
初版発行日: | 1976(昭和51)年2月 |
底本: | 怪奇探偵小説集1 |
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出版社: | ハルキ文庫、角川春樹事務所 |
初版発行日: | 1998(平成10)年5月18日 |
入力に使用: | 1998(平成10)年5月18日第1刷 |
工作員データ
入力者: | 大野晋 |
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校正者: | はやしだかずこ |
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