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図書カード:No.3228

作品名: 大菩薩峠
作品名読み: だいぼさつとうげ
副題: 04 三輪の神杉の巻
副題読み: 04 みわのかみすぎのまき
作品集名:
作品集名読み:
著者名: 中里 介山

作品データ

分類: NDC 913
作品について: 琵琶湖で真三郎との心中のすえひとり生き残ったお豊は、故郷をはなれ伯父の許で世間から隠れるように暮らしていた。しかし、姿のよいお豊は商人の息子金蔵の目にとまり執念深くつきまとわれるようになる。そのことに悩まされたお豊は、金蔵の目を逃れるため、伯父の働きで三輪(みわ)大明神の社家(しゃけ)植田丹後守の屋敷へ世話になる。 武芸の愛好家である丹後守のもとには、竜之助が食客となり道場をあずかっていた。竜之助には上洛の途中、関の宿で駕籠屋にからまれていたお豊を救ったという因縁がある。 神楽太鼓が鳴る夏祭りの晩、縁端(えんばな)で涼をとる竜之助のもとを湯上がりに通りかかったお豊。何気なく話をかわした二人の間には、いつしか江戸行きの約束がまとまっていた。 wikipediaアイコン大菩薩峠
初出: 「都新聞」1915(大正4)年 4月7日~6月11日
文字遣い種別: 新字新仮名
備考: この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)

作家データ

分類:著者
作家名: 中里 介山
作家名読み:なかざと かいざん
ローマ字表記:Nakazato, Kaizan
生年:1885-04-04
没年:1944-04-28
人物について: 小説家。本名は弥之助(やのすけ)。東京都羽村市生まれ。父の家業不振のため苦しい少年時代を送る。小学校高等科卒業後上京。電話交換手からのち小学校教員となる。この間、キリスト教と社会主義の影響を受ける。1905(明治38)年、白柳秀湖(しらやなぎしゅうこ)らと雑誌「火鞭」(かべん)を創刊。同誌に短編「笛吹川」を発表。翌年「都新聞」入社。1909(明治42)年、同紙への連載小説「氷の花」をかわきりに「高野の義人」など数々の作品を掲載。1913(大正2)年「大菩薩峠」の連載を「都新聞」で開始。本作はこの後、掲載紙を変えながら断続的に1941(昭和16)年まで書き継がれる。しかし長大な作品(四十一巻)は作者の後半生を呑み込み、なお未完に終わる。1919(大正8)年「都新聞」退社。旺盛な執筆活動を続けながら、道場や私塾経営のほか「隣人之友」をはじめ各種雑誌の発行を手がける。生涯を通じトルストイの影響を強く受けたといわれる。 代表作には、聖徳太子に材をとった「夢殿」、法然上人を描いた「黒谷夜話」など。また晩年は自伝的文集「百姓弥之助の話」を残している。 wikipediaアイコン中里介山

底本データ

底本の親本:大菩薩峠 一
出版社:筑摩書房
初版発行日:1976(昭和51)年6月20日初版発行

底本:大菩薩峠1
出版社:ちくま文庫、筑摩書房
初版発行日:1995(平成7)年12月4日
入力に使用:1996(平成8)年3月10日第5刷
校正に使用:1995(平成7)年12月4日第1刷

工作員データ

入力者: (株)モモ
校正者: 原田頌子

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